一昔前、エディタ、あるいはテキストエディタと呼ばれる

ソフトウェアはプログラマ必携のものでした。

昔気質のツワモノ達はそれぞれにこだわりを持ち、

そのこだわりに応えるべく多くのエディタが開発されました。

現代はIDE(統合開発環境)と呼ばれるソフトウェアが

開発の中心にあることがほとんどです。

IDEはテキストエディタとしての面も持っているので

気に入ったIDEがあれば別途テキストエディタは必要ない

のでは?と思われる向きもあるかも知れません。

しかし、使用頻度は落ちたとは言え、やはりエディタは

持っておくべきです。

そしてこの連載では、最初はIDEを使わずに、エディタのみで

開発の練習を始める予定です。

エディタの数はとても多く、今でも新たなものが出てきます。

昨今ではSUBLIME TEXTやATOMなど、もはや一昔前の

エディタというよりもうIDEに近いようなスゴものが登場しています。

SUBLIMEはシェアウェアです。使い続けるには料金を支払う

必要があります。

エディタには、ざっくりと言ってモードを持ったエディタと

モードレスなエディタがあります。

現在のほとんどのエディタはモードレスです。

一方でモード型のエディタとしてVIMが存在します。

VIMはエディタ界のシーラカンスです。

太古の昔から存在し、絶滅していません。今なお

熱烈な支持者が多く存在しています。

そして、支持者のほとんどがツワモノです。

なんというか、「プロの道具」といった趣が

VIMにはあります。

ここでは、このVIMともうひとつサクラエディタと

呼ばれるポピュラーなエディタをインストールして

いただく予定です。両方とも料金がかかりません。

項をあらためて具体的に解説します。