クリエイトな日々は技術系の内容を綴っていくつもりで

書き始めましたが、次男からのアドヴァイスでその手の

記事は別ブログにて連載することとあいなりました。

しかし、こちらを潰すというのも詮無い話でございます。

こちらには、一人のプログラマ、ミュージシャンとしての

日常などを綴っていくこととします。

従いまして、すでにいくつか書いた技術系の記事も

将来的にその専門用ブログに移管します。

私自身は現在、とある企業の取締役として業務に

いそしむ毎日ですが、去年あたりから、「後進の育成」

というテーマを考え続けています。

世界に冠たるものづくり大国、日本。

しかしソフトウェアはというと、惨憺たる状況です。

どなたの発言であったか失念しましたが、たとえば

アメリカとの差、は「フレキシブルな国民性」のあるなし

で決まる、という話を聞いたことがあります。

車であるとか、新幹線であるとか、設計書上で完成形を

示し、それを寸分の狂いもなく正確に、堅牢に作り上げる。

これが日本人の最も得意とするものだそうです。

一方ソフトウェアは、完成形が見えないうちに作り出して

しまうことが可能で、問題はその場その場でフレキシブルに

対応していってしまう。思い立ったら作り始めてしまう、

これがアメリカ人が得意とする制作方法なのだそうです。

自然、ハードウェアのように途中変更が許されないものは

日本人に分があり、あとでどうにでもなるからとにかく

アイデアが浮かんだら即作り出してしまうお気楽さ、が

アメリカ人の売り、ということなのだそうで。

アメリカ人の気質にはソフトウェアが合うのだそうです。

しかし、それだけでもないな、と考える自分がいます。

最近、bootstrapに興味を持ち、私は独学人生なので

新しいことを始めるときは書籍に頼る癖があります。

さっそくbootstrapに関する書籍を検索してみました。

そこで愕然としました。和書が少ない!対して洋書の

豊富なこと!半端な違いではありません。

英語圏ではこれだけ豊富な情報源に触れることができる。

日本語の情報って少ないんです。

これでは勉強を始める、そのスタートラインですでに

大きな差があることになる、そんなふうに感じたものでした。

日本人の中でも、とても切れ味のある技術情報をネット上に

提示してくれている方々がおります。しかし、読むと、

「あ、この方は英語に堪能なのだな。」と思える言い回しが

随所にみられます。

つまり、まだIT業界は幕末と同じ状況にあるのです。

極論すれば。

幕末にペリーが来航し、とにかく英語が話せるという

ことが大変に貴重なスキルとなりまた。

階級が厳しかった時代に、そんなことは言っておれない、

とにかく英語が喋れるなら下級武士であろうが商人の子で

あろうが、取り立てて外国人との折衝に当たらせる。

今、アマゾンが、Googleが、マイクロソフトが、オラクルが、

黒船と化して日本に開国を迫っている。とっくに開国して

いますが。

幕末、諸外国と渡り合えるだけの文化、技術水準を

持つためにまず必要だったのが英語だったのです。

ITの世界もそうなのかも知れません。

今、日本の水準を上げるためにいの一番に必要なこと、

それは溢れんばかりにある英語で書かれた情報に

アクセスし、それを理解して日本に広めることが出来る

人材。

私は老齢で、今からそんな大それたことを始めても

命が尽きてしまうでしょう。

できることなら、今そちこちで開催されている技術系の

読書会など、題材を英語のものにして若い人たちに

頑張ってもらいたいなー。。

そんなことを考える日々です。

こんなのをサクサクっと翻訳して勉強会に供して

くれる人材がたくさん出てくれるといいですね。

しかし、Kindle版で5,000円弱って高ぇ。。

輸入だから?Kindleに輸入も何もないでしょう。