この方の大ファンで、自分も筋トレの真似事なぞ始めてるわけですが、ふと気が付いた!

筋トレもプログラミングも一緒じゃん!!!

昨今、プログラミングの学習がビジネススキルとして注目されています。

というか、そういう風潮をマスコミ、企業こぞって盛り上げようと頑張ってる感じも。。

嘘ではない。役には立つでしょう。でもそんなこと言ったら役に立たないものを探すほうが難しくないですか?

何だって一生懸命やることは何かの役に立つ。

それをロジカルシンキングだなんだと理由を並べて、だからこれからの人はプログラミングを学ぶべき、という論調で出版物も後を絶ちません。

僕はプログラミング塾の講師をしています。

一般の方も受け入れるし、企業さんからも新人の育成を請け負います。

IT企業さんからプログラマの卵をお預かりした場合は、とにかく他の教室に負けたくない。うちの卒業生は野球で言えば甲子園児のように、鍛えあがった、そのままプロで、一軍でやれるじゃね?くらいのものを身に付けさせたい。

それを必死で考え、カリキュラムを考え、生徒にはプレッシャーをかけます。

プレッシャーと言っても鞭でシバくとか、殴るとか、怒鳴りつけるとか、その手ではありません。

まだプログラミングのプの字も分からない新人に、いきなりかなりマジなシステム構築を教えます。

世間的には、プログラマ不足を補うべく、如何に平易に、苦しむことなく、誰でもエンジニアになれるか、という路線を一生懸命引いています。

自分もそれに加担していた一人で、「誰だってできる職業」を標榜して、ニートだろうがホストクラブのホストだろうがプログラマに仕上げて来ました。

それは今でも変わらない。

しかし、「何の苦労も痛みも感じずに」エンジニアになることは不可能です。

それは、筋トレと同じ。「きっつぅぅぅ~~~っっ!!!」という思いを頑張ってした人ほど早く筋肉が付きますよね。

一日、5回ずつ毎日腕立てして筋力は付かない。やらないよりはマシ、程度のものです。

一生懸命「猫でもわかる~」とか「小学生から始める~」とか、ハードルを下げる努力も必要なのは、よく理解しています。

しかし、企業様からお預かりした新人にはかなり重いバーベル上げてもらいます。

ため息、舌打ち、頭掻きむしり。のたうちまわる。

それで、何も知らない素人が僅か一ヶ月強で、動的に組まれるSQLやHTMLタグの生成過程を追えるようになります。

テストステロンさんも仰っている。最初の一年はガンガン行けと。

もっとも筋肉の増強を実感できる一年だと。

そして、始めた動機はなんであれ、ある地点を突き抜ければハマると。そしてあとは上昇のスパイラルに乗ると。

プログラミングも同じです。

脳をグシグシ言わせて鍛えます。こっちも必死で付き合います。

分かるまで、何度でも説明する。伴走してやる。そうやって必死でソースを書き、追いかけていると、どこかで景色が変わります。

何かを突き抜けた時、生徒の表情が変わります。

で、プログラムが楽しくなる。そうなったらシメタもので、上昇スパイラルに乗ります。あとは放っておいても良いエンジニアになるでしょう。

コンピュータを、ただ単に便利な道具として使うだけではもったいない。「プログラミングスキルという世界のどこでもメシが食える最強武器がオマケで手に入ってしまうトレーニングマシン」として、ダンベルの横にパソコン一台、置きましょう!

で、ジムの帰りにはわが塾へ(笑)#脳の筋トレ#プログラミング#ロジカルシンキング#ビジネススキル#プログラマ#IT企業#エンジニア