とてもアメリカン・ジョークな、でも真実を語っているサイトを見つけました。
誰でも簡単にプログラマーになれる、という最近のマーケティングに対しての痛烈なジョークが並んでいます。
中でも背筋が冷たくなるのがこれ。
シナリオ3
Cさん「プログラミング学習になんて興味がわきません。管理職として成功していますし、開発が必要なときはそれができる人を誰か雇います。」
マーケター「プログラミングは簡単です!」
Cさん「なるほど、そうなんですね。それなら、そうした開発者の報酬も安く見積もっていいし、そこまで高く評価しなくてもいいですよね。」
怖いですね〜
私もそういう手合と同一視され兼ねない立場にいます。
「誰でもプログラマーになれる。努力は必要だけど。」
「3ヶ月でフリーエンジニアに!」体験者の紹介がいくつも付く。
この2つは全く違うことを言っているのだが、なんとなく同じようにも見える。「頑張れば3ヶ月でフリーでガンガン稼げるようになるよ!」
そんなことはない。それなりに長く業界に身を置いている自分でさえ、このグログを見ればおわかりいただけるように日々悪戦苦闘です。
私の場合は好んで悪戦苦闘している部分もおおいにありますが。
3ヶ月で、如何にプロの入り口に立たせてあげられるか、その勝負です。その後、ご本人は本当の戦いが始まります。
その戦いを戦い抜く基礎をどれだけ身につけてあげられるか、講師が出来るのはそこまでです。
3ヶ月でいっちょ上がり的な謳い文句は、「良い経営者が絶対にしてはいけない7つの事」的なセールスと変わらないと思います。
あとは、その三ヶ月を如何に濃密な、有意義なものにすることが出来るか、そこにスクールの汗をかきどころがあると思いますがね。
これにしたって、ま、私もある意味講師としては新米の部類ですから、大きなことは言えませんが、実にシンプルで緻密な、徹底して整備された手法を地味に作り上げ、地味に持続させられるか、にかかっている、と感じるこの頃です。
「身につけるだけで痩せる!」と同類のウルトラCはない、と思っていたほうが間違いないですね。