思い出したらどうしても欲しくなって、Amazonで大人買い。
原尞の尞の字は環境依存らしいので、違う字に見えてる方もいるかも知れませぬ。画像の字が正しいです。
当然すでにお読みの方も多いと思いますが、まだ読んでいない方は、是非と勧められる作家です。
この方、あまり書かないんですよねー。
元々はジャズピアニスト、しかもフリージャズなので、山下洋輔さんとかと近しいのかしら。。
ご本人はレイモンドチャンドラーの影響を仰っており、確かにその雰囲気は濃厚。でも、日本人が書いてる分なのか、僕には原さんの作り出す主人公の方がリアリティーもあり、小説の中で繰り広げられる会話も好きです。
それに、確かに影響はあるものの、やはり原さんワールドは確実に存在してて、堪らない魅力です。そこにはやはり原さんの生きる哲学、というか、矜持のようなものを感じるんですね。かっこいいです。いやマジで。
僕は、原さんや、北方さんの描く「ハードボイルド」な心でここまでやって来たと、本当に思います。
どんなビジネス書よりも窮地を救ってくれたのは「ハードボイルド」小説です。
自分自身は、ハードボイルドとは程遠い軟弱な生物ですが、リーマンショック以降のピンチの連続を、折れずに進んでこれたのは、これらの小説のおかげ、だと思っています。
しかし、こんなにいっぺんに買って、いつ読むんだ?
時間ないないっていつも泣いてるくせに。。#ハードボイルド